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栃木県宇都宮市の空間プロデューサーの日々報告
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足利花火大会へ。
ここの花火大会は好きです。
あまり混雑しないのはもちろんなのですが、
花火大会に行くのは花火を見る為だけではない訳です。
ここは足利市街地を流れる渡良瀬川にて行われます。
この、「市街地を流れる」というトコが重要です。
会場に食料やら飲物やらもって、シートに広げるのもいいのですが
僕はあんまり好きではありません。花火をしっかり味わいたい。
ということで、開始前に通地域をぶらぶらし、老舗うなぎ店にて熱々のうな重を食し、
しっかりお腹を落着かせてから歩いて会場に向います。

で、どーん。

大きな火花と大音量がなんとも。。。
カラフルなものはいらない、橙色のヤツだけで充分いい。尺玉だけでいい。


で、終わったら、近場の「カフェアラジン」にて熱いのを一杯。

お酒を飲まなくてもこの3点の流れで、すごく満足できます。
しっかり落着いてから、若干ばらけた渋滞に巻込まれながら帰ればいいわけです。
花火大会は花火をみればいいのではなく、その前後のぶらぶらを楽しめるかどうか。
だからなるべく市街地でやってほしい。
行って帰ってだけだったら、やる意味、行く意味は?

最後に、毎回花火大会にいくと思うのですが、
スターマイン的な花火(連発モノ)、やるんだったら<音>を気にしてできないかと。
今はコンピューター制御で点火をプログラムできるみたいなので、
打込みソフトと組み合わせて音も造りだせるんじゃないのか。
そんな花火をやってみたいなぁ。
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近くて遠い、栃木市中心街に行ってきました。
宇都宮からは車で約1時間と近いのですが、なかなか足を運べず、初めて訪れました。
ここは江戸と日光を繋ぐ例弊使街道の途中にあり、店蔵が軒を連ねた街並がまだ残っており、
「蔵の街」として有名にしようとしているが、伸び悩んでいる地域です。時々撮影とか行われています。


  <路地>   <商店街の時計塔>   <銭湯>
観るには大きく3つのルートがあります。1つは駅前大通りに面して点在する「店蔵」。2つ目はその裏側にある「商店街」。最後はさらに裏にある「水路」。この3つがほぼ平行にはしっており、それぞれを繋ぐ路地もなかなかなものだし、巡らされている水路も風情があります。


   <店蔵寄生タイプ>     <珍しい三連蔵>
ここは旧栃木県庁所在地だったこともあり、所々に洋館が見受けられます。たまには洋館もどきに見えるものも。


   <洋館もどき?>   <水路からの福田屋デパート>

   <下野新聞社支局>   <店蔵の看板建築化>
下野新聞社栃木支局は店蔵を転用してます。大通り沿いの店蔵には看板建築化されているものも。


   <水路沿いの道と板塀>   <公的観光化>


水路沿いの道はなかなか風情があります。隣接する建物も、大谷石蔵の破風に煉瓦を使っていたり。
しかし水路沿いに進んでいくと、福田屋デパートの裏側がそびえたちます。さらに古くからある工場も開放され、中が見れるのは良いのですが、俗な看板が出迎えます。
個人的にはこういう「致し方なさ」は嫌いではないのですが、
風情を求めるお客さんには興醒めかもしれません。
そして「悪しき公共事業」の典型である、電話ボックスと公衆便所へのギミック。



街を巡る水路と店蔵と洋館、昭和の残骸のようだがまだなんとかナマの生活の匂いがする商店街。
きちんとしたネタをしっかりもっている街です。
しかしほんのちょっとの公的観光化手法によって、どこかでっち上げられた印象を受けてしまうことも確か。
実際に似たネタは他の街にもたくさんあるだけに、そこを例にしたり、それらとの比較でアピールしてしまうとたちまち「妙に観光化された場所」に落ちてしまう。
いい街なだけに、「また行きたい」と思えるネタはないものか。
広重美術館界隈は旧馬頭町(現那珂川町)の中心市街地です。
美術館前の道と平行に一本南は商店街があります。
このまちにも彫刻屋台があるようです。商店街と直交する路地にものぼりが。

ここもまた古くからの街道らしく、1戸1戸が道路面から奥行きの深い敷地となってました。
建物は、旧来の店鋪建築が多いのですが、やはり結構使われていなかったり、覆ってしまっていたり。駐車場にしてたり。
ナマの状態を垣間見ると、木製サッシに、歪んだり気泡の入ったガラス。
実はなかなか味わい深いものなんですけど。。。
町の方針で、レトロちっくな街灯と、木製看板が各店鋪前に設置されていました。
これは時間がたって、木が朽ちてくる迄の辛抱です。今はあくまで「レトロちっく」。
ちょっとした屋上庭園も発見。



広重美術館の裏手には乾徳寺があります。
立派な本堂と、六角堂。そして後ろに控える本山を巡るのも気持ち良いもんでした。



馬頭町は「島田うどん」の製麺所があります。
しかも商店街のすぐ裏手、那珂川沿いに幾つか発見しました。商店街から直交する路地を下り、川に近付いていくと、水路を建物内に引込んだ木造建物が目に入ります。回り込むと、乳白の麺をびっしりと天日干ししていました。いい風景です。
作業中のおばあちゃんにお願いし、作業風景と製麺工場内を見せて頂きました。
工場、すごいです。
歪んだ木の床、ほとんど動かしていない年代物の機械類、天窓から素朴に差込んでくる光、壁に掛けられた工具類、一枚一枚色の違う板壁、粉の匂い。。。
聞くと、昔は建物下を走る水路で水車を回し、小麦をついていたようですが、今は全く動かないとのこと。ほとんどの昔からの製麺所は跡継ぎの問題等で閉鎖してしまっていること。ここもまたしかりで、おばあちゃんが辞めたらもう閉めるしかないとのこと。
天日干しをした麺も、そもそもは生麺なので、買ったら早めに食べて欲しい。時間をおいてしまい、カビてしまうのは当たり前のこと。腐らない、カビない、そんなうどんはない。当たり前のことなんだけど、今は当たり前でない考え方になってしまっているのが恐いなと思いました。
あとは天日干しの威力や機械個々の役割等々、色々と聞くことができました。


島田うどんはお歳暮等で昔からよく食べていました。
釜あげとか、ざるが一番おいしいうどんです。
強すぎない適度なコシと、小麦粉の甘味がおいしくて、いくらでも食べられる。
正直、製麺所の清潔感は?なのですが、話を聞いて、目で見て、匂いを嗅いで、理由を知って、
やはりこのやり方で今だに作り続けているものを選んで食べたいなと思います。

今回の馬頭訪問はいきなり行って、ざっと歩き廻っただけなので、
次回はじっくり見てきます。
氷のぼんぼりとかまくら祭 に。
これは栃木県の最奥地、湯西川温泉にて1/27〜2/28まで行われています。


湯西川温泉郷は全国各地に散らばる、平家落人の里の一つ。
同じ県内だけど、冬場は雪が深いので宇都宮からでも2時間近くかかります。
祭は湯西川渓谷沿いに並ぶ温泉街の所々に人が入れる大きさのかまくらが10コ程と
ロウソクを内包したミニかまくらぼんぼりが大量に置かれています。
きれいですね。
ここは、夏には「平家大祭」や「竹の宵まつり」が行われていて
今では珍しい、なかなか風情のある温泉地。
端から端まで歩いて廻れる程のこぢんまりさも良いです。
これで、美味しいものが食べられれば最高なんですが
夜になるとお店が終ってしまうんです。。。
日帰り向きではないですが、泊れば県内では一番の温泉郷かもしれません。

これらのかまくら、すべてボランティアの方々がつくってるらしく、
何百個とあるので大変だけど、続けて欲しいイベントです。
雪もそうだけど、ここにはもっと眠っているイイモノが沢山あると感じました。
余りにも観光化されない程度にいい味を年中出せる手段がありそうです。
秋晴れの休日、14年ぶりに宇都宮動物園に行ってきました。
そーいえば自分の住んでる街に動物園があるって
結構すごいことだなと思います。

で、現地へ。
いやーいいです、空いてて。
駐車場の謎のロボット脇に車をとめ、
入口を通り、マス釣堀(夏はプール。。。)を脇目に
売店をすり抜けると動物園に。
ベンガルトラとライオンが隣り合ったオリ。
なっかなかスリリング。
日本ザル、ゾウ、キリン、ペンギンはしっかりいるし、
ハリネズミ、カバ、チンパンジーも。

そして遊園地コーナーへ。ここはすごい。
動物の写真よりもここの写真ばかり紹介してしまいます。
この汽車は1mごとに回転して折り返します。
観覧車のすごく小さい版は1才児以上は入れない。
そしてウルトラマンダレ。
今ではデパートの屋上から消えてしまった、
愛くるしい遊具達が大人心をくすぐります。

そういえば、tが今までで一番恐かった
お化け屋敷がここにあったのですが、
なくなってました。
真っ暗すぎて何も見えない迷路を
行けども行けども何もでてこない。
いつ来るかいつ来るか、
ずっとそんな風にビクビクしてると出口に着いてしまう
そんなお化け屋敷。
本当に今だにNo.1です。

この動物園、ナイトツアーをやってるらしいので
後日行ってみたいもんです。
前回の続き。
この日のメインは足利花火大会だったんですが、
その前にラーメンを食べに佐野市街地へ。
市街地ってどこだ?と思う程閑散極まりない状態。
土曜の夕方なのに。。。歩行者も車もいない。
あんなにアウトレットモールは人が居たのに。。。
しかし、建物自体は面白い。
写真のような駅前の喫茶店、町家、商店、洋館等々。
どうやらここも鹿沼や今市と同様、日光への宿場街だったとか。
上の2市と違い、今ではその街道からかなり離れてしまったせいか、
結構軒を連ねて明治〜昭和初期の建物が残っています。
この洋館なんて、今だに医院として使っていました。
この日は急ぎだったんですが、今度ゆっくり探検してみたいです。
それにしても、×市街地ー○郊外の構図を
あまりにも明らかに体験してしまい、少々凹みました。

その市街地にポツリポツリと赤暖簾のお店が。
どこもかしこも閉まっていたが、1,2軒なんとか開いていました。
厄よけ大師前にお店を決め、基本の「ラーメン」を注文。
おぉ、全てがベーシック。。。
鳥ダシの醤油スープ。具はチャーシュー、メンマ、のり、
ホウレン草、そしてナルト! 器はドラゴン!
予想外な満足感を得られてしまいました。

そして足利花火へ。
残念ながら宇都宮花火大会は諸事情によりなくなってしまったのですが、
ここは100年間90回も続けているんです。しかも2万発。
tは花火が好きで、特にあの音が好き。
会場である渡良瀬川の広大な河川敷は混雑してなくって、
至近距離なのにゆったり横になって花火が見れました。
tは最近のハート型やイラスト型の花火は好きでないのですが、
ここは結構ストイックで、尺玉連発。ズシンと響く。
在英期間をはさんで4年ぶりのtにはかなり良い花火大会でした。
足利は歴史が比較的生きていながらも
新しいことに街として挑戦していて注目はしていたのですが、
更に目が離せなくなりました。
2003年開始の「佐野プレミアム・アウトレット」に行きました。
当時宇都宮でも話題にはなっていたのですが、
ものすごい渋滞の噂に怖じ気づいて、というより、
行く理由もなかったので、今回が始めて。
適度に空いてましたね、駐車場も楽々でした。
でも疲れる。約150店舗。
2-3時間巡り、結局tが手に入れたのは
「Cold Stone Creamery」のアイスのみ。
もともとtはデパートを見て回るのが苦痛でしょうがないのですが、
この疲れはそれと似た感覚でした。
ヤロウだからそう思うんだ、服に興味があればそんなことない、
という意見もあるだろうけど。
そりゃあ、ガツガツと服飾品を買い歩くことはすきじゃないが、
なんつーか、この種の疲れは買い物行為の嫌悪感からでなくって、
あまりにも全てを用意された場所を巡らされることに対する嫌悪感
から来てるんです。テーマパークに行った時の感覚とも同じ。
なんか、上空から見てる人がいるみたいで気持ち悪い。
来てる人々は思い思いにお店を巡り歩いていると思っていても、
そのすべては「彼」の掌の上なんだなぁ、と気付いてしまうと、もう。。。
「彼」存在感の強さ、「彼」の立ち位置の違い1つで
自発的な市街地での勝手気ままな街遊びとは根本的に違う行為になってしまう。
でも購買意欲も含め上手にこの場をコントロールしてるから
それなりの認知度を得ているんでしょうけどね。
掌の上に全ての出来事を乗せるやり方がいいのか、
それとも掌で全ての出来事の「糸の端」をつかむやり方がいいのか、
または、掌から転げ落とすやり方がいいのか。
もしくはどれが好きか、向いているか。

佐野プレミアム・アウトレット
http://www.premiumoutlets.co.jp/
今日は昨年より続いている街づくり会議の勉強会で
大学の交通システム専門の先生のトコに行ってきました。
まずは現状の解析。
すごい、宇都宮の持つ全国NO.1がまた2つ。
 1、一人当たりのガソリン消費量。
 2、移動に利用する自家用車の割合。
すでにtの知っていた、
 3、餃子消費量
 4、脳卒中率
 5、交通死亡事故、
 そして
 6、ポルノ関係(VIDEO,DVD等)の消費量
と合わせると、6項目で全国中核都市NO.1(多分)に輝いている。
この会での主旨は、いかにして公共交通を利用してもらうか、
将来のあるべき、ありたい街のビジョンを持って
交通のシステムを変えていくか。
つまりは上記のNo1達をなくして行こう、
ってとこからスタートする話しだったんだけど、
tはむしろ、項目を見てみると宇都宮の人達は、餃子は別として、
なんて「欲望に素直な人達」なのだろうと考えるわけです。
気ままに車を乗り回し、道交法なんか気にもせず、
食べたいものを食べ、エロさむき出し。でも結構シャイな方達。
否定する為のデータ収集よりも、そこから見える人物像を想定して、
「その人物」をなんかかわいい、憎めねーなぁ、
と肯定するトコから考えはじめるのもいいんじゃないかなぁと思っちゃった訳です。
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