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栃木県宇都宮市の空間プロデューサーの日々報告
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これの続きです。
前回は現状紹介と分析、さらにstudio chora時代のいわば自主提案について書きました。
その後、chora cafeの報告会を開かせて頂き、商店街の方々にソフトを含めたリノベーション素案を
プレゼン。
一ヶ月間多くの訪問者の方々と対話し、我々なりにこのエリアの可能性を既存建物を利用することで切っ掛けをつくり膨らますことができないか、と考えたものです。

耐震に関わる柱壁を残し、スケルトンにした上で、公園と大通りの利点を活かす提案です。
但し、既存が既存な為(築50年)、入居者層を大幅に絞りました。
クリエーター達が住みながら自主改装を進めていき、公園にて随時作品制作や展示を行っていくというものです。それを目当てにまず同類、そして来訪者(ここまでがパフォーマ−)が集まり、絶えずなにかしら行われている状態になってくる。そうなると彼らをターゲットとした商業が自ずと発生し、さらなる来訪者を呼ぶ、というシナリオ。
NYのSOHO、ロンドンのwest endのように、老廃したエリアにまずクリエーターが住みつき、それが関連者を呼び、ある種憧れのエリアとなってくる。それから商業が入り込んできて、綺麗になり地価が上がっていくにつれ、初期入居者は次なるエリアに移動する。その頃にはこれらの老廃エリアは超一級の高級エリアになっているというものです。
魅力ある場所には建物は大切だけど、それ以上に求心力のある「人」がまず必要という提案です。
その舞台となる為には最低限の水廻り設備とむき出しの構造体があれば済む(むしろそのほうが良い)ので、大々的に建替えをしてピッカピカの空間を用意し、大テナントを呼ばざるを得ないというようなハイリスク・ハイリターンの博打にでなくても良い訳です。
「ローリスク・ロングリターン」を目指す。
こんな内容でした。

時を前後して宇都宮市まちづくり推進機構にて「向明公園活用班」なるものが結成されていて、
僕は2003年に参加をしました。
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