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栃木県宇都宮市の空間プロデューサーの日々報告
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これの続きです。
7月28日にイベントを行いました。オープン間近のうつのみや表参道スクエアに入る、妖精ミュージアムとのタイアップによる「ライブin向明公園」。
シンボルツリーも芽吹き、ベンチも設置されたこの空間のお披露目です。
朝10時の宇都宮市長、商工会長の挨拶に始まり、ダンス/歌/朗読/ホルン演奏を行いました。

夜には工事用照明にてライトアップが行われ、ジャズライブが。
もちろんビールと近所のおーるどびーんずのおいしいコーヒーを片手に。


どうですか、この空間。
公共性が非常に高く、長時間のイベントだった為、既成のレンタル物品が若干目障りですが、
「どこにでもあるがどこにもない空間」を充分に味わえる空気感を放出していました。

長崎屋の壁の大きさ、白さ。そこに自生するヘデラ(つた)の迫力。ばんビルの壁の染み。上部にぽっかりあいた闇。そして聞こえるスタンダードジャズの音。。。
全てが味わいとなり、この空間が非常に独特で落着きのあるものになっていました。


これは決して、どんなにデザインをしても、技工を凝らしても作り出すことのできない空間です。
昨年、通称ゴータクビルで行った「ノモプロジェクト」の時もそうなんですが、空間デザインを生業にする者でありながら、どうしてもこういった類の空間が好きで仕方がないのです。でも好きなんだから仕方がないのです。わざわざ造り出さなくても強烈な個性を持った空間は数多ある。僕はそこに関わっていることに幸せを感じるのかもしれません。

正直、当日夜この空間に腰をおろし、このなんとも言えない落着きを感じた時には涙が出そうでした。
思い返せば、こういう感覚を味わうことはめったになく、どんなに名作とされる現代建築に行った時もほぼ皆無で、非常に数少ない良い空間体験を味わえてしまいました。
挙げるなら、「大谷資料館」「サグラダファミリア」「首都高速」。。。
う〜〜ん、ホントにあんまりありません。
闇、圧倒的スケール、技術そして時間。この辺が出会った時になんとも言えない良い空間体験をしているんだな、と感じているのかも知れません。
光、ヒューマンスケール、平坦さ、存在感のなさ。現代建築を説明するワードがこのあたりだとすれば、根源的に人間と付き合っていくものである建築とはズレがあると思っています。
まだこれ以上は上手く言えないので言いません。
自分が空間デザインに関わる意義はこのへんにありそうな、変な確信だけあるだけです。



最後に、このイベントに出品してくれた人形作家の戸田和子さんの作品です。
作品の善し悪しについては僕は正直わかりません。ただ、通常この類の作品は美術館やギャラリー内展示を前提に作られます。しかしこの作家さんは、この想定外の展示空間を非常に楽しんでいました。ましてや、途中で夕立ちが降り、ビニール袋をかぶる羽目になっても楽しんでいました。
こういう作家さんは好きです。
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宇都宮のこと、栃木のこと、街のこと、ロンドンのこと、建築のこと、不動産のこと、空間のこと、身体のこと、機能のこと、美術のこと、音楽のこと、映画のこと、妄想のこと、無駄なこと、予期しない出会い/組合せのこと、なんでもないモノゴトに惹かれます。
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