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栃木県宇都宮市の空間プロデューサーの日々報告
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そして世界遺産「日光東照宮」へ。一応。

僕自身も10年振り位に来ました。
いつでも来れるから、と思ってたらなかなか来れないもんです。
ちょっと前に京都へ行って茶室巡りをしてきたので、
この彫刻類の強烈さになかなか馴染めませんでしたが、慣れてきたら
これは全体がひとつのインテリアだな、と思いました。
参道を進み、門を抜け、急な階段を上り、更に門をくぐる。
そこからはひとつの劇場のように仕立て上げられた空間。
霧がかった空気越しに鮮やかで細かい細工の施された建物達。
その向こうに神山が控える。舞台のようです。
なんども方向と視線を変えさせられながら何度も門をくぐることで、
どんどんと神様の居場所に近付いてゆくような気分を盛上げます。
結界がたくさん用意されており、何度となく「そこを越える/破る快感」が味わえます。
眠り猫や鳴き竜などが取上げられますが、そんなことは重要でなく、
映画のようなスペクタクルな空間体験がここのスゴイ所です。
そういう意味では露地や離宮の庭園、伊勢神宮なども同じです。
非常に日本的な空間創作手法だと思います。
欧州の建物や庭園のように、バシッとキメ所を用意するんじゃなく、
さわさわと流れるように体験できる空間。好きです。

東照宮は江戸時代。秀吉からの桃山趣味で、近江大工が中心となって造られました。
時代的には桂離宮が近いし、一見対極にあるような建物ですが、
結局は両方とも、人工美の極地といえる建物です。あとは好みでしょう。

日光は東照宮ができるずーーーっと前、
古代から日本において重要な所でした。
神山としての二荒山が開山されたのが、あの比叡山の3年前なのです。
以来、東国の文化的中心として君臨し続けていました。
仏教は寺院やら仏像やら宗派の開祖となる人物が重要だったりするのですが、
日本はもともと神統。巷にあるあらゆるものが神様で、
「やおよろずの神」といわれていました。
そんな中、「山嶽信仰」である道教がしっくりと日本に伝わりました。
そして日光二荒山神社が開かれ、今に至ります。
そのふもとにある宇都宮はそういう意味では重要なポジションにあります。
目に見えない日光の神々が姿をあらわす所として、
「現宮」(うつつのみや)の名がつき、二荒山神社も開かれた訳です。

なんか、こう考えると、本来日本の中心は宇都宮と栃木なハズ。
しかしもともと生活の中に根付いていた「文化」の地ではなく、
物流に優れた土地が実際の中心地となり、それから「文化」が発生してくる。
「カンキョウとヒト」がきちんとした関係を持って生きていく上での拠り所となる「信仰」。
それが「モノとヒト」、または「ヒトとヒト」の関係が生きていくことと同義という
時代に移るにつれ、薄れてゆくのは自然の理なんだろうけど、
それがカンキョウを軽視することに繋がって、世界的な大問題となっていることを考えると
宇都宮の重要性が再び問われてくる、と思うのは拡がりすぎでしょうか。

単に、
「カンキョウとヒトとの関係がうまくいっている街」ということなんですけどね。。。
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宇都宮のこと、栃木のこと、街のこと、ロンドンのこと、建築のこと、不動産のこと、空間のこと、身体のこと、機能のこと、美術のこと、音楽のこと、映画のこと、妄想のこと、無駄なこと、予期しない出会い/組合せのこと、なんでもないモノゴトに惹かれます。
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