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栃木県宇都宮市の空間プロデューサーの日々報告
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tはごくたまに、魚介を扱います。
海無し県に住んでいるので
魚介に対する欲求がかなり溜まるんです。
それは市内の寿司屋で解消できる訳ではありません。
先日は10ヶ月ぶりに茨城県那珂湊港へ行ってきました。
目的は秋の魚介。
その時期のそこでしか入手出来ない美味しい生魚。
今だとサンマ、ヒラメ、サバ等々(多分)。
これから続々と美味しい寒流系魚介類が味わえます。
世の中三連休だったこともあり、市場前は大渋滞。
混んでたこと自体初めてです。
なんとか到着し、
ひとまず市場内の寿司屋にて試食&選定をすることに。
美味しかったら購入。
旬とは言え美味しくなかったら無し。
魅力的なコハダ、ヒラメやシマアジ、
生サバは売切れだったものの、
やっぱりサンマは美味しい。ツブ貝もイケる。
そういえば、tは寿司屋でマグロ系を一切食べません。
ヒカリモノメインで貝類、たまにハマチ、
そして卵焼きで決まり。
市場ではサンマ、サバ、ホッキ貝(北海道産ですが)を購入し、
しめて750円ぽっち。
大至急宇都宮の自宅へ戻り、3枚におろし、
アラで汁物を作り、刺身にして食しました。
でも、サバをおろすのに手こずり、
身が少々バラけ気味。。。悔しいっ!
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tの憧れは、ごっついステレオのある生活。
でも、いい機材はほんっっとに高い。
きちんと自分好みにそろえると1千とか2千万必要。
ケーブルだけで1Mあたり何千円(もっと?)するし。。。
数年前に借り物の数十万クラスのスピーカを1.5Mの距離で聞きながら生活していただけで、数カ月は何も出来ませんでした。
だからオーディオショップを見に行ったり、
ましてや試聴室に入ったりなんてもってのほか。
今はあまり知らない方が幸せなんだろうと思って
しばらくお店さえ見て見ないフリをしてきました。
しかし、、、
行ってきてしまいました。。。
かねてから可愛がって頂いているオーディオマニアの社長が
「とりあえず聞いとけ」と、
行きつけのお店に行き、写真の試聴室に小1時間。

うわぁぁ。。。
ライブでの音がものすごくちゃちいものに思える。
CDにはこんなに音が入ってることを知る。
すげー。すごい。すばらしい。
欲しい。悔しい。欲しい。。。

ひとまず、いつでも自分のCD/レコードを持っていけば
試聴させて頂けるようにしてくれたので、
お店も家から歩いて行ける距離だし、
それで楽しむしかないけど、それが楽しめるだけでも。
tは科学博物館が好きです。
といっても、宇宙科学はさほどなのですが。
それについては、70-80年代SF映画の方が好き。
あとは古代天文学の世界。
可動式の太陽系天体模型なんかは、とにかくかっこいい。
今のは変な現実感があるからか、あんまりハマれません。
いいのは、ミクロな世界や人体系の展示、そして日常物理の世界。
ミクロは、現実感が妙に無くて興味深い。
でも、ある単位毎、例えば1mmの-9乗と-30乗と20乗の世界が
似ていたりすることもあるのはなんでなんだろう。
これは、イームズの映像作品を見た時も感じたことでした。
街と細胞が似ていたり。
なんか法則があるんでしょうか。
数学で解明できたりしそうな課題ですね。
人体系は、人間の感覚ってもんをなんとかして
単純に伝えようという、分節された展示方法に惹かれます。
この辺は日本の施設のよりもイギリスのものが
その簡潔さとちゃめっ気で秀逸でした。
あとはDNAスパイラルモデルはいつ見ても美しい。
日常物理の展示は、なんといっても遊べるのが嬉しい。
風、重力、電気の力、流体力学、永久機関の試み。。。
うーん、いずれ全館制覇してみたいもんです。
イベント告知です。
tの所属する企画チーム「NOMO」のアートイベント第1段。

来て体験しても絶対に人に説明できない、
来た本人しか得られないものを
持って帰ることができる時空間を用意しています。

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平成18年度 文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業
ノモプロジェクト01  「空間と音のトルネード」

日時  : 2006年10月14日 土曜日
      17:00開場、17:30開演
場所  : 宇都宮市馬場通り4丁目 
      通称)ゴータクビル東端1F
主催  : 「アートによる地域創造」実行委員会
入場料 : 1,000円(1ドリンク含)
チケット購入等、お問合先
    : 事務局 028-660-5232 karada-info@yahoo.co.jp

通称)ゴータクビルを舞台にした、空間を音によって満たし、支配し、変容するアーチスト角田俊也によるサウンドパフォーマンス。そして新しい視点で不動産を発見し、紹介していくサイト「東京R不動産」の主宰者である吉里裕也による事例紹介。
必要なのは人と日常的な場を繋げること。時には創造的行為で街を「冒す」こと。

ゲスト
1、角田俊也(アーチスト)
 1964年神奈川生まれ。東京藝術大学大学院修了。
 音響現象に関わる作品制作を実践。Hapna、Lucky Kitchen、
 Sirr等のレーベルからソロCDを出版。主にフィールド録音と
 インスタレーション制作を行ってきたが、最近は狭義の音楽
 にとらわれないコンポジション制作にも取り組む。
2、吉里裕也(デベロッパー・アーキテクト)
 2004年SPEAC,inc..代表取締役/「東京R不動産」ディレクター
 1972年生まれ。東京都立大学工学研究科建築学専攻修了。
(株)スペースデザインにて不動産開発に従事。
 2004年、SPEAC,inc.を設立すると共に、「東京R不動産」を
 共同主宰。

<ノモプロジェクトについて>
文化庁支援により発足したノモプロジェクトは、「場の育成」、「人と場の関係の育成」を目指すアートプロジェクトです。衰退し続ける市街地を、創造的行為によって人が集まる場にすること、人が集まることのできる場の可能性を経済的視点も含め示し続けます。
tの住んでる家は築30年の貸家です。
ここを自宅兼事務所として使ってます。
一応、改装許可の上、賃貸契約をしています。
純然たる住宅建築です。
でも、今は仕事場でもあるんで、
なんとか自力でお金をかけずに改装しようと思案、試行錯誤しているトコです。
とりあえず、畳部屋の1つを打合せ室にしたくって、
とある築50年位の住宅解体現場から105x60の垂木(屋根を支える材)を大量に頂いてきました。
各材に虫のように刺さっていたクギを抜き、カットし、
畳を剥がし、材を置くと、床の高さが畳の時と全く同じ。
日本家屋ってすごいなと気付かされましたね。
規格が決まってるから素材を替えてもピタリとハマる。
そこに雨戸を転用したテーブルを置き、中古で購入したイスを配置。
さらに、20年位前の電気スタンド(実家倉庫で発見)を取付けました。
ここは純和室だったので、京壁や木天井、棚、床、雪見障子が
あったのですが、障子だけ外した状態で他はそのまま使っています。
なかなか落着く空間になったのですが、
余ってた白ペンキを薄めて床塗装したところが気になるので、
いずれ折を見て塗り直しです。
庭やリビング、キッチンも徐々に変えていかんと。
非常に気になってた街、福生に行ってきました。

古い街並が残っているわけではない。
立地が良いわけでもない。利便性も悪い。
でも、なぜか独自の文化をつくり上げ、
盛り上がっている、らしい。

幾つかの布石はあります。
 50年代:横田基地、軍人向け商店、歓楽街。
 60年代:R&B、ソウルミュージック、
     カウンターカルチャー、米軍ハウスの賃貸しの開始。
 70年代:アーチスト村。音楽/現代美術/写真/小説家の移住。
    「限り無く透明に近いブルー」村上龍著による知名度UP。
 80年代:円高ドル安。
     国道16号沿いに日本人にも入れる個性的なお店が出店。
 90年代:お店の急増、LAのような日本離れした雰囲気の確立。
そして今、アメリカンをベースに、
和/アジアン/イタリアン/フレンチ等のお店も緩やかに許容し、
16号から入り込んだ道からJR駅方面にも浸透中。
既存商店街にも、16号方面とは違う個性を持ったお店の
開店が見受けられる。

今は、横田基地という強烈な動機を横目に見ながら、
各お店、住人達がゆるーく生活し、
繋がリを持って生きている街に感じました。
しかし、定着を引き起こす、根強い起爆剤となったのが、
住んでいたアーチスト達だということが、
大いに刺激を受ける事実です。
アーチスト・イン・レジデンス事業のように
住まわされたのではない、
古くても安いし好きに過ごせるからと自ら住み着き、
制作を続けたアーチスト達が、
残した作品ではなくむしろ彼等の生活そのものが、
元々の住民達に影響し、新たに移り住む人の動機となる。
その自然発生的な事例がこんなトコに転がっていました。

詳しくはこちら。
http://we-love-fussa.com/
越後妻有トリエンナーレ絡みの話はこれでいい加減終わりにします。

tの思う、地域に点在させる芸術祭の最大の利点について。

作品マップがあるので、それを当てにして移動するんですが、
なにせ慣れない土地なのでキョロキョロしつつ運転/歩行します。
すると、「あれっ、これも作品か?」と思わしき物事を発見したりするのです。
我々には見なれない、もしくは見なれ過ぎているが良く見てみると不思議だったり美しいと感じたりするコト、モノ達へのアンテナが明らかに鋭敏になっているんです。
こうなったらもう全てがアートになっちゃう。
でも、それでいいんじゃないでしょうか。
外部者によって、自分の近所の独自のものを発見してもらっちゃうことができる。それを人が面白がっている。「へぇー、こんなもんがいいんだ」、から、「どうだ、いいだろ!」に変わってゆく。
住民個々が身近な誇りを知ること。
これが街にとって一番大切なことなんです。
日々そこら辺をぶらぶらしてますと、
あーこれは○○する場所だな、と瞬時に理解できるんだけど
数秒後に「んっ?」って振り返ってしまう場所にたまに出会います。
写真の場所もそうです。
公園なんだけど、建物の1階部分ある。
これも越後妻有で見つけたもので、
考えてみれば、雪深い地域だからそうか、と分かるんだけど、
やはり違和感が。。。
こちらの方々にしてみれば、
「遊び場が青空だったら遊べなくなっちゃうじゃん」
という考え方が自然なんですかね。
場の機能に対する先入観/思い込みを軽く覆される瞬間です。
3回目のアートトリエンナーレで気になったことをいくつか。

写真は十日町の作品展示の横にあった、かかし群。50体程ありまして、コンクールを開いていました。これは芸術祭とは関係なく、住民の方々が自主制作にて出品したもの。他に、松代では民家作品の隣に住む方が、負けじと家にあるもので作ったものを展示していたという話も聞きました。じわじわとですが、「おれもできる感」、「アートって難しいモンじゃねぇんだ感」が個々に浸透してきてるんだなと感じました。中途半端に芸術哲学を理解させるような活動ではなくて、アートを只のツールとして、インパクトや楽しさ、身近な物事の大切さを伝えることの重要さ。

下の写真は町にて自主的に建てたアート案内看板。左の黄色いのが芸術祭で建てたものです。どうも行政ってのはこういった方向に行きやすい。。。親切心からなんでしょうけど、住民の方々には案内板はいらないし、わざわざ訪れるアート好きにとっては結構げんなりする代物。鋭敏な、良い気分になっているのに、なんだか地味な気分に落とされてしまいます。。。

各作品に行って今回妙に多かったのが、係員の説明の過剰さ。「これは○○を表しています」とか「□□の部分がきれいです」、「△△が面白いです」といった余計な説明が耳につきました。よく見て体験する前やじっくりと味わっている最中にこの種の説明はいりません。純粋に楽しみに来てる方々は余計に意味分からなくなっちゃって、頭で捉えようとしてしまう。同業者は自分で感じる訓練ができてるますんで、反感に繋がる。主催者側は、形容詞説明をしてしまうと致命的なのです。目の前に体験できる作品があるんだから。
シナイモツゴ
 環境庁RDB  絶滅危惧(特)B類 指定種
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